「日本書紀」に記された大化元年(645年)12月の難波遷都から、長岡京遷都(784年)までの約150年間、首都あるいは副都として、我が国の古代史上に大きな役割を果たした、大阪市中央区法円坂の一帯に広がっている古代の宮殿遺跡です。
現在、約14.5haが国の史跡(難波宮跡附法円坂遺跡)に指定されており、貴重な歴史遺産である難波宮跡を確実に未来へ伝えていく取組みとして整備が進められています。
古代の難波は、古来より世界に開けた港である難波津を擁し、先進性と国際性にも優れた機能を持っており、わが国の外交に重要な位置を占めてきました。この先進性や国際性は現在まで受け継がれており、都市大阪の出発点となっています。